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今回は、映画【慕情】のあらすじや感想をご紹介いたします。是非ご参考にしてみてくださいね~

悲恋映画の名作です。1949年イギリスの植民地時代の香港で、ハン・スーインというベルギーと中国人のハーフである主人公は、ある英国人記者のマークと知り合います。演じるジェニファー・ジョーンズの衣装や佇まいがとても美しいです。これだけで、前半観てよかったな~と思わせるほどの映像美ですね。

慕情 1995年公開   (100点中78点!)

■監督 ヘンリー・キング

■キャスト ジェニファージョーンズ、ウィリアム・ホールデン他

■上映時間 102分

主題歌はLove Is a Many splendored thing   超有名なこの曲を聞くと壮大な劇中の景色に包まれたような気分にさせてくれます。

原作は実在したハン・スーインの自序伝小説です。

忙しさから忘れてしまっていた恋心

1949年イギリスの植民地時代の香港で、研修医として忙しく働くハンイースンは、アメリカ人新聞記者のマークエリオットと出会います。スーインは戦争で失った夫を想い、またマークも別居中ですが、妻がいたのです。ためらうスーインが次第にマークに心ひかれる様子が衣装の華やかさと比例して、とっても素敵なんです。

特に好きなシーンが、ためらいながらも2人が泳いで、岸辺にある友人の自宅に向かうシーン。友人も泳いでやってくる2人にビックリですね!ビチョビチョですから。そこで2人は急接近し、甘いひとときを過ごします。香港の美しい景色も2人の恋を味方するかのようで、観ていてとても胸がときめきました。

マークが伝えたかったこと

せっかく愛し合う毎日が続いていたのに、血筋の問題や別居中の妻との間で2人の関係はもめにもめます。今ならもっとサラリとかわせる事柄もあるかもわかりませんが、当時の香港では2人が気楽に生活していくにはあまりにも壁が多かったのでしょうね。

原作では、もっとハンスーインが東洋と西洋の血筋をもちつつ、一人の研修医として力強く生きた過程がメインだそうです。

一人の大人としてより一層冷静にならなければ、と思うスーインでしたが、家族の反対も押し切らんばかりに衝突してしまいます。そんな最中、マークは朝鮮戦争の従軍記者として行ってしまうのです。とても切ないシーンが多くありますが、当時、このような悲恋がどれだけ多く存在したかと考えると胸が張り裂ける思いです。2人がいつも待ち合わせる丘でスーインただ一人、幻のマークをいつまでも見つめています。

離れ離れになってしまいましたが、マークの手紙の最後に、

「キミは苦痛と対面するが癒やすことができる。」

自分がいなくなってもスーインが医師として力強く生きていってほしかったのでしょうね。本当にスーインを愛していたからこその言い回しだったように思いました。

映画【慕情】はこんな人におすすめ!

映画は総合芸術だ!とよく言われますが、まさに映画【慕情】は、音楽と衣装と景色とキャスト、すべてがマッチした美しい映だと思います。今だとちょっと言いにくいクサいセリフなんかも、マークがサラリとダンディに言ってくれますが、普段聞き慣れないのでそこがまた良かったりしますよ!

クラシック映画の良さに浸りたい人には是非おすすめですね^^