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今回は映画【大停電の夜に】のあらすじと感想をお伝えいたします!是非参考にしてみてくださいね~

クリスマスの夜に突然東京で大停電が起こるなかで色々な人たちの様子を描いた物語です。洋画で【ラブアクチュアリー】というのがありましたが、そちらの日本版群像劇のようなかんじですね。

 

大停電の夜に 2005年公開   (100点中52点!)

■監督 源孝志

■キャスト 豊川悦司、田口トモロヲ、原田知世、吉川晃司 他

■上映時間 132分

 

冒頭シーンからビル・エヴァンスの「マイ・フーリッシュ・ハート」が流れてきたので、おっオシャレだな~と思って調べたら、ジャズの本でよく出てくる菊池成孔が音楽を担当していました。豊川悦司のバーの名前もFOOLISH HEART なんですよ。

12人の男女の停電後の様子は

クリスマスというものすごく電気を使う時に、いきなり大停電してしまうなんて、本当にあったらゆっくりバーで呑むなんて場合じゃないのですが、こちらの映画自体はゆーっくりしたテンポで進んでいます。停電後の登場人物の様子を主に描いた映画です。

病院の屋上から病気に絶望した女性(香椎由宇)が飛び降りようとしていたり、三月持たないと言われた父を息子(田口トモロヲ)が見舞っていたり、その息子が浮気相手(井川遥)ともめたりしてゴタゴタするのです。

小さな路地でバーを営む男性(豊川悦司)、向かいでキャンドル店を営んでいる女性(田畑智子)とのやりとりもステキな雰囲気でよかったです。メインは豊川悦司と田畑智子のシーンで全体をうまくまとめていますが、私は元ヤクザの吉川晃司と、お産間近の寺島しのぶをもっと長く観てみたかったですね。

何故好き同士だったのに別れたのか、その経緯をもっと映画の中で掘り下げて観てみたかったです。

大御所たちの演技

他にも、何十年も夫婦をやってきたのに突然別の人の子供がいると、告白した初老の女性(淡島千景)夫(宇津井健)のやりとりは感慨深いものがありました。もう何十年一緒に生きられるかわからないのに、その息子から突然の電話があったのです。昔別れた相手が余命幾ばくもないことを知り、激しく動揺するのですが、元夫からしたらわけがわかりません。

淡島千景の演技が、とてもいい意味で古き良き昭和の映画を観ているようでとても良かったです。宇津井健も堅物っぽいおじいちゃんだったのに、事実を知って家を飛び出してからの言動がまるで若返り遡ってるようにみえました。ファンキー、というか急にはじけたキャラになるんですけどね。

別々のお話でしたが最終的に一つにまとまってきて、豊川悦司のバーに吸い込まれていきます。

映画【大停電の夜に】の感想とこんな人におすすめ!

東京で大停電したことにより、忘れかけていた大切な人の絆を描いた物語なのですが、登場人物が多すぎたのでもう少し一つの話を掘り下げて観てみたかったな~と思うところもありました。

でも、それぞれの登場人物とシーンが最後一つにつながるところはうまくまとまっていました。映画後半の豊川悦司のベース演奏シーンはクリスマスに聴くにはもってこいなシーンで、沢山飾られたキャンドルが効果的に使われてて、なんともロマンティックな雰囲気でした!

クリスマスのロマンチックな雰囲気や、非日常の東京の景色を観てみたい人は一度ご覧になってはいかがでしょうか^^