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今回は映画【東京物語】のあらすじと感想をお伝えいたしますね^^ぜひ参考にしてみてください!

日本映画の巨匠・小津安二郎監督の代表作で、年をとった両親とその家族を通して温かく時に現実的な人間模様を描いています。そうそうたる豪華俳優が多数出演しております。昔の東京の様子をはとバスから眺められたりしてとても興味深い映画です!

東京物語 1953年公開   (100点中83点!)

■監督 小津安二郎

■キャスト 笠智衆、東山千栄子、原節子、杉村春子 他

■上映時間 136分

原節子といえば小津安二郎、というぐらい共通する作品数が多いです。「晩春」「麦秋」「東京物語」の役名はどの作品も「紀子」といいます。なぜ同じ名前だったのでしょう?昭和28年度文化庁芸術祭参加作品です。2013年には山田洋次監督の「東京家族」というリメイク映画が話題となりました。

紀子と尾道の両親との関係

広島・尾道から上京してくるシーンからお話が始まります。最初は出迎えた子どもたちですが、忙しさゆえ次第に億劫になり、熱海の旅館へ両親を行かせます。

ここで登場するのが戦死した次男の嫁・紀子(原節子)です。紀子だけは夫の両親とか関係なく親身になって出迎えてくれたのです。

両親が大変感謝しているシーンを観て、何だか胸が切なくなりましたね。実の子のほうが何だか他人のようで、血の繋がっていない紀子のほうが親切なのですから。今の時代にもどこかでありうる現実なのかもしれませんね。

突然の訃報

両親が広島に戻ってしばらくして、お母さん(東山千栄子)突然他界します。悲しみにくれるお父さん(笠智衆)は子供たちが帰り暫く実家にいてくれるのかな、と思ったのもつかの間、いそいそと慌ただしく帰っていってしまいます。

結局、最後までお父さんを心配していてくれたのは、紀子だったのです。

凪の穏やかな海と尾道を包み込むような暖かさ、モノクロ映画だけれども雰囲気が伝わってきました。その暖かい風景と現実の冷たさとのギャップが見事に描かれていたように思います。子どもたちもこの温暖な尾道で育ったんです。

杉村春子演じる両親の娘がなんとも憎らしい性格で余計腹立たしさが増しましたね!当時の戦後の家族のあり方を大きく世の中に訴えかけたのではないでしょうか。

映画【東京物語】はこんな人におすすめ!

明るくもなく、暗くもない、淡々とした映画といわれればそれまでです。なぜ世界中で高い評価を受けているのか、アップテンポでかつスピード感のある現代の映画しか観たことのない人に是非ご覧になっていただきたいです。

モノクロフィルムでカメラワークもほぼ一定ではありますが、色彩をイメージできたり見えない部屋の隅で何が実はあったのかなど、想像するには楽しい映画だと私は思いました^^